- 胃カメラ
- 日本人のがんで最も患者数が多いと言われている胃がんは、毎年10万人がかかっている病気です。上腹部が痛む、胃の不快感がある、胸やけがするなどの症状がある方は一度胃カメラで検査しましょう。
- 大腸カメラ
- 大腸カメラは粘膜の様子を直接観察できるため、がんの元となる大腸ポリープの発見が可能です。他の検査ではなかなか検出できないような些細な変化を捉えることができるため、がんの早期発見にとても有効です。
内視鏡検査をすることに対し、怖くて不安に思う方も大勢いらっしゃると思います。
当院では患者様に少しでも楽に診療を受けていただきたいと思い、ご負担の少ない経鼻内視鏡を使用しております。
また、ご希望の患者様には静脈内鎮静法を行っております。
経鼻内視鏡
内視鏡を「鼻」から入れ、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。経口内視鏡に比べて舌根部分にスコープが触れないため、嘔吐反射が少なく、また径が細いため挿入もあまり気にならないことが多いです。検査中には口で呼吸ができるので、心拍数や血圧がそこまで上昇することはありません。 患者様の負担を少しでも軽減できるようにします。
静養スペース
当院では、静養スペースを2箇所ご用意しております。静養室には、テレビや専用のトイレも設置しておりますので、検査後にごゆっくりお過ごしいただいてからお帰りいただけます。
- 検査の流れ
- 検査前に一度ご受診頂き、事前説明と感染症の採血を行います。
受診の際に、常用しているお薬がある方はご相談ください。
胃内視鏡の検査について
- 1検査前日
- 夜の9時以降は固形物を食べないようにしてください。ただし水分(水・お茶・スポーツ飲料)は飲んでも構いません。
お薬を飲まれている方は、いつも通り内服してください。
- 2検査当日
- 検査時間は約5分~15分です。
検査終了まで絶食です。
水分(水・お茶・スポーツ飲料)は朝の6時30分までは飲んでも構いません。
※コーヒーやタバコは禁止です。
※検査までお薬の内服は中止です。
- 3検査後
- 検査終了後、医師や看護師から注意事項等の説明があります。
すぐには水を飲まずに口元をすすぐ程度にしてください。1時間後から食事ができます。
お薬は普段通りお飲みください。
※組織検査をされた方は7日~10日後に検査結果の説明があります。
大腸内視鏡の検査について
- 1検査前日
- 夜の9時までに食事を済ませてください。消化のよいものを食べ、お酒は控えてください。
検査食の方は、前日は検査食のみお食べ下さい。お水・お茶に制限はありません。
夜の8時~10時の間に下剤をコップ一杯の水に薄めて内服してください。
※お薬を飲まれている方は、事前にお申し出ください。
- 2検査当日
- 検査時間は約15分~45分です。
検査終了まで絶食です。
お水・お茶は飲んでも構いません。
小さなポリープは検査中に切除することも可能です。
※コーヒーやタバコは禁止です。
※指示のあったお薬は内服できますが、糖尿病のお薬は内服しないでください。
- 3検査後
- 検査終了後、医師や看護師から注意事項等の説明があります。
食事はすぐにとっても構いませんが、お腹が張っている方はガスが出てから食事をとるようにしてください。
水分はいつもより多めに飲んでください。
※組織検査やポリープ切除を受けた方は、7日~10日後に検査結果の説明があります。
ピロリ菌について
ピロリ菌は、胃の粘液に住みつく細菌で、感染したまま放置しておくと、胃の炎症が起こり、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気のリスクが高まります。ピロリ菌のはっきりとした感染経路はわかっていませんが、だいたいは食べ物か飲み物によって口から体内に入るとされています。ピロリ菌を除菌することにより胃がんの予防や感染症の防止が期待されているので、ピロリ菌に感染している場合、除菌治療が推奨されています。ピロリ菌の検査や除菌の治療を受けてみたかったが、あまり機会がなかったという方はぜひご受診ください。
ピロリ菌検査の
健康保険適応となる方
- 1胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療を受けているか治療経験のある方
- 2胃MALTリンパ腫と診断された方
- 3特発性血小板減少性紫斑病の方
- 4早期胃癌に対する内視鏡治療後の方 (保険適応で、すでに消化器内科を受診されている方)
- 5内視鏡検査において胃炎と診断された方