神谷ファミリークリニック KAMIYA FAMILY CLINIC

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〒446-0015 愛知県安城市高木町半崎24-1

内視鏡検査Endoscopy

内視鏡検査について

内視鏡検査で
安心の早期発見を

内視鏡検査をすることに対し、怖くて不安に思う方も大勢いらっしゃると思います。当院では患者様に少しでも楽に診療を受けていただきたいと思い、ご負担の少ない経鼻内視鏡を使用しております。また、ご希望の患者様には静脈内鎮静法を行っております。消化器疾患は、自覚症状が出ないまま進行することも少なくありません。定期的な検査による早期発見・早期治療が重要です。

このような症状はご相談ください
  • 血便や便秘・下痢が続いている
  • 腹痛や残便感がある
  • 胃もたれや胸やけ、吐き気が続く
  • 健診で便潜血やピロリ菌が陽性になった
  • 食後に胃部不快感や痛みがある
  • ご家族に大腸がん・胃がんの既往がある
  • 過去に胃潰瘍や大腸ポリープの経験がある

当院の内視鏡検査

胃カメラ
日本人のがんで最も患者数が多いと言われている胃がんは、毎年10万人がかかっている病気です。上腹部が痛む、胃の不快感がある、胸やけがするなどの症状がある方は一度胃カメラで検査しましょう。
大腸カメラ
大腸カメラは粘膜の様子を直接観察できるため、がんの元となる大腸ポリープの発見が可能です。他の検査ではなかなか検出できないような些細な変化を捉えることができるため、がんの早期発見にとても有効です。
安心して検査を受けていただくための取り組み 安心して検査を受けていただくための取り組み
経鼻内視鏡

経鼻内視鏡

内視鏡を「鼻」から入れ、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。経口内視鏡に比べて舌根部分にスコープが触れないため、嘔吐反射が少なく、また径が細いため挿入もあまり気にならないことが多いです。検査中には口で呼吸ができるので、心拍数や血圧がそこまで上昇することはありません。 患者様の負担を少しでも軽減できるようにします。

静養室

静養スペース

当院では、静養スペースを2箇所ご用意しております。静養室には、テレビや専用のトイレも設置しておりますので、検査後にごゆっくりお過ごしいただいてからお帰りいただけます。

胃や十二指腸のよくある疾患

     

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流して炎症を起こす病気です。主な症状は、胸やけ・むかつき・胸の痛み・咳・喉の違和感・声のかすれ・喉の詰まり感・睡眠障害など多岐にわたります。原因としては、加齢や肥満、食道や胃の蠕動(ぜんどう)運動の低下などが挙げられます。治療は、胃酸の分泌を抑える薬の服用や、肥満・食生活などの生活習慣の改善が中心となります。

食道がん

食道の内側を覆う粘膜の表面に発生する悪性腫瘍です。初期は自覚症状が少なく、進行すると食べ物がつかえる感じ、胸の痛み、咳、嗄声(声のかすれ)、体重減少などが現れます。 がんは食道のどの部位にも発生する可能性があり、複数箇所に同時にできることもあります。早期発見には、内視鏡検査が非常に重要です。

胃がん

胃がんの発症には、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の持続感染、喫煙、高塩分・低繊維質の食事などが関係するとされています。中でもピロリ菌感染は、日本人の中高年層で特に多く、最も重要なリスク要因と考えられています。 初期症状はほとんどなく、進行するとみぞおちの痛みや不快感、胸やけ、食欲低下、体重減少、吐血や黒色便などの症状がみられます。早期発見・治療のためには定期的な胃カメラ検査が推奨されます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍は、主にピロリ菌感染や鎮痛薬(NSAIDs)の過剰使用、強いストレスなどが原因で起こり、代表的な症状は食後の胃痛です。放置すると出血や穿孔(胃に穴があく)を起こすことがあり、早期治療が重要です。また、胃潰瘍と胃がんは症状や内視鏡所見が似ているため、生検による鑑別が必要となります。ピロリ菌が検出された場合は、除菌治療を行うことで再発予防が可能です。十二指腸潰瘍は主にピロリ菌感染によって起こり、食前に腹痛を感じることが多いのが特徴です。若年層にも発症しやすく、胃潰瘍と同様に除菌による再発防止が有効です。

慢性胃炎

長期間にわたり胃の粘膜に炎症が続く状態です。主な原因はピロリ菌感染のほか、ストレスや暴飲暴食、アルコール摂取、鎮痛薬の長期使用などがあります。 症状としては、胃もたれ・胃痛・食欲低下などがありますが、自覚症状がないことも少なくありません。ピロリ菌感染を伴う慢性胃炎は、胃がんのリスクが高まるため、早めの除菌治療が推奨されます。

ピロリ菌感染

強い酸性環境の胃内でも生存できるピロリ菌は、慢性的な胃の炎症を引き起こし、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどの原因になることがわかっています。 検査には、内視鏡での生検法、呼気検査、血液検査、便中抗原検査などがあります。胃カメラでピロリ菌感染が疑われた場合、保険適用で検査を受けることができます。

ピロリ菌について

ピロリ菌は、胃の粘液に住みつく細菌で、感染したまま放置しておくと、胃の炎症が起こり、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気のリスクが高まります。ピロリ菌のはっきりとした感染経路はわかっていませんが、だいたいは食べ物か飲み物によって口から体内に入るとされています。ピロリ菌を除菌することにより胃がんの予防や感染症の防止が期待されているので、ピロリ菌に感染している場合、除菌治療が推奨されています。ピロリ菌の検査や除菌の治療を受けてみたかったが、あまり機会がなかったという方はぜひご受診ください。

ピロリ菌検査の
健康保険適応となる方
  • 1胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療を受けているか治療経験のある方
  • 2胃MALTリンパ腫と診断された方
  • 3特発性血小板減少性紫斑病の方
  • 4早期胃癌に対する内視鏡治療後の方 (保険適応で、すでに消化器内科を受診されている方)
  • 5内視鏡検査において胃炎と診断された方
     

アニサキス

イカやサバなどの魚介類に寄生するアニサキス(寄生虫)による感染症です。感染すると、胃の粘膜に虫体が潜り込み、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。 アニサキスは冷凍や加熱で死滅するため、調理法に注意することが予防につながります。生魚を食べた直後に強い胃痛が起こった場合は、内視鏡で虫体を除去することで症状が劇的に改善します。

機能性ディスペプシア

胃の不快感や痛みなど慢性的な上腹部症状があるにもかかわらず、内視鏡検査で明らかな病変(胃炎・潰瘍・がんなど)が見つからない状態を指します。 診断には胃カメラ検査で器質的疾患がないことを確認する必要があります。原因はストレスや自律神経の乱れ、胃の運動機能の低下などが考えられます。適切な診断と治療により、多くの場合は症状の改善が期待できます。

大腸のよくある疾患

     

大腸がん

大腸がんは、日本人のがんによる死亡原因の上位を占めており、特に女性では最も多いがんです。早期の段階では自覚症状がほとんどなく、進行すると血便や腹痛、便秘などが現れます。 健診で便潜血検査が1回でも陽性になった場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。早期発見・早期治療により体への負担を最小限に抑えられます。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

大腸ポリープ

大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる小さな隆起です。小さいうちは症状が出ないことが多いですが、放置すると一部が「腺腫」という組織からがん化する場合があります。 大腸がんの初期にはほとんど自覚症状がなく、血便や腹痛、便秘といった症状が現れるのは進行してからです。 そのため、健診での便潜血検査や大腸カメラによる早期発見が非常に重要です。

虚血性大腸炎

突然の腹痛や下痢、血便などの症状が特徴的な疾患です。大腸への血流が一時的に悪くなり、粘膜に炎症や出血を起こします。 高齢者や便秘傾向のある方、動脈硬化・糖尿病・高血圧・脂質異常症の方に多くみられ、女性にも比較的多い病気です。重症化することもあるため、早めの診断と治療が大切です。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、大腸の内側の粘膜にびらんや潰瘍ができる慢性の炎症性腸疾患です。原因ははっきりしていませんが、自己免疫や腸内環境、ストレスなどが関係していると考えられています。近年日本でも患者数が増えており、厚生労働省の指定難病に認定されています。主な症状は、下痢・血便・腹痛・微熱などで、20〜30代の若年層に多くみられますが、どの年代にも発症する可能性があります。

クローン病

クローン病は、口から肛門までの消化管のどこにでも炎症が起こる可能性のある慢性疾患です。原因はまだ明らかではありませんが、免疫の異常や遺伝、環境要因などが関係していると考えられています。10代後半〜20代の若年層に多く、男性の発症がやや多い傾向です。主な症状は、腹痛・下痢・血便・体重減少などで、慢性的に症状が続くのが特徴です。

大腸憩室症

大腸憩室症は、腸の壁の弱い部分が内圧によって外側に袋状に飛び出した状態です。中高年層に多くみられ、炎症を起こすと「憩室炎」、出血を起こすと「憩室出血」となります。 多くは軽症で自然に治まりますが、まれに大量出血や穿孔(腸に穴があく)を起こし、手術が必要になることもあります。便秘の予防や食物繊維の摂取が発症予防に有効です。

大腸メラノーシス

大腸メラノーシスは、大腸の粘膜が黒く色素沈着する状態をいいます。自覚症状はなく、大腸内視鏡検査で偶然見つかることがほとんどです。主な原因は、センナなど刺激性便秘薬の長期使用で、腸内の色素細胞が変化して起こります。便秘薬を長期間使い続けると、薬が効きにくくなったり、腸の働きが低下したりすることもあるため、使用には注意が必要です。定期的な検査と便通管理が大切です。

治療の流れ

検査の流れ
検査前に一度ご受診頂き、事前説明と感染症の採血を行います。
受診の際に、常用しているお薬がある方はご相談ください。

胃内視鏡の検査について

1検査前日
夜の9時以降は固形物を食べないようにしてください。ただし水分(水・お茶・スポーツ飲料)は飲んでも構いません。


お薬を飲まれている方は、いつも通り内服してください。



2検査当日
検査時間は約5分~15分です。
検査終了まで絶食です。
水分(水・お茶・スポーツ飲料)は朝の6時30分までは飲んでも構いません。


※コーヒーやタバコは禁止です。
※検査までお薬の内服は中止です。
3検査後
検査終了後、医師や看護師から注意事項等の説明があります。

すぐには水を飲まずに口元をすすぐ程度にしてください。1時間後から食事ができます。

お薬は普段通りお飲みください。

※組織検査をされた方は7日~10日後に検査結果の説明があります。

大腸内視鏡の検査について

1検査前日
夜の9時までに食事を済ませてください。消化のよいものを食べ、お酒は控えてください。
検査食の方は、前日は検査食のみお食べ下さい。お水・お茶に制限はありません。

夜の8時~10時の間に下剤をコップ一杯の水に薄めて内服してください。

※お薬を飲まれている方は、事前にお申し出ください。
2検査当日
検査時間は約15分~45分です。
検査終了まで絶食です。
お水・お茶は飲んでも構いません。
小さなポリープは検査中に切除することも可能です。

※コーヒーやタバコは禁止です。
※指示のあったお薬は内服できますが、糖尿病のお薬は内服しないでください。
3検査後
検査終了後、医師や看護師から注意事項等の説明があります。

食事はすぐにとっても構いませんが、お腹が張っている方はガスが出てから食事をとるようにしてください。
水分はいつもより多めに飲んでください。

※組織検査やポリープ切除を受けた方は、7日~10日後に検査結果の説明があります。